自己啓発は嫌い、でも変わりたい人へ専門家が裏も表も全て解説します

世の中には自己啓発に興味がある人が多いので、その反面で自己啓発が嫌いな人もたくさんいます。

嫌いな人がいること自体は、何も悪いことではありません。

ただし、自己啓発を正しく知った上であれば、です。

自己啓発の批判と翔さんの関係について詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。

自己啓発が嫌いな人に聞いてみて下さい。

woman

自己啓発って何ですか?

そうすると9割以上の方が「願えば叶う的なやつでしょ」「潜在意識でしょ」と、抽象的な表現一言で返ってきて終わるはずです。

つまり、本人もよく分かってないから怪しい、嫌い、となっていることがほとんどで、それは極めて自然な反応なのです。

そして

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自己啓発ネタでブログ記事を書いている人も、実際のところはよく分かっていない人が多いんだなぁ

というのが、自己啓発業界でずっと仕事をしている私の見解です。

自己啓発を成果へと結びつけるためには、このようによく分からない状態で終わらせてもいけませんし、中途半端な状態の見切り発車で行動を起こしても、同じく成果には繋がりませんから、それはその人にとって無意味なものへと変わり、自己啓発なんて嫌い、となるのも同じく自然な反応です。

そして、大衆が興味がある、そしてその内容は抽象的でよく分かっていない、となると、そこにお金の匂いを嗅ぎつけた悪い人達もたくさん集まってきます。

怪しい自己啓発セミナーなどに騙されないようにするコツを知りたい方は、以下の記事が参考になります。

このような人たちの毒牙にかかってしまった人も、自己啓発が嫌いになってしまうのは無理もありません。

しかし、この記事をお読みの方のほとんどは、それでも成果を求めて、現状が解決していないから、今この記事を読んでいるはずです。

そこで、自己啓発の業界でずっと仕事をしている専門家目線で、自己啓発が嫌いな人が間違っているポイントと、成果へ繋げるために学びを得ようとしている人の勘違いのポイントや改善点、ネットによくある内容も何が間違っているのかを、全て解説していきます。

決して釣り文句でもなく、実際に私が見つけた限りのすべて、なのでだいぶ記事が長くなってしまいましたが、気長にお付き合い頂き、現状改善のきっかけになれば幸いです。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から現在に至るまで自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業・講演・研修活動を行い、現在の月間セールス日本一の記録も保有しています。

すべて正規に版権を取得しており、自社取扱いプログラムともなっている

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(潜在意識の法則)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則ブームのきっかけとなった、ザ・シークレットの賢人エイブラハム)

これらすべてのプログラムを所有、実践し、プログラムユーザーへレクチャーしています。

現在のクライアントは法人のみですが、全国に在籍するインストラクターの育成と、プログラムユーザーのフォローサポートも担当しています。

~主な取扱い業務~

大手企業の新入社員研修
営業 / セールスなどの社内講演
オペレーションマニュアルの作成

ナポレオン・ヒル財団|アジア/太平洋本部
公認販社リアライズ オーナー

壁下政和

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自己啓発は、綺麗事ばかりだから嫌い

天使の像

ネットによくある自己啓発が嫌いな理由として多いようですが、皆さんが文面の中に既に答えを出していらっしゃる通りで、これは自己啓発を学んだのではなく、ただの綺麗事を学んでしまっています。

つまり、結論から言うと、それは自己啓発ではありません。

例えるなら、運転免許を取得するために、学科試験の内容ではなく、春の交通安全運動の歴史と意義について必死に勉強しているようなものです。

交通安全運動は交通事故防止のためにとても大事なものですが、免許取得の学科試験に合格するための知識として学ぶものではありませんよね。

自己啓発もこれと同じで、自己啓発が嫌いな人のほとんどは、その自己啓発っぽい何かに触れてしまったか、自己啓発を誤って理解しているかのどちらかです。

自己啓発が嫌いと言っている人の意見を見てみると「関わる全ての人に心を開き、それを許そう」的な、聖人君子かのような内容を自己啓発として教えているものもあるようです。

中には悪質な洗脳セミナーなども存在しますので、騙されないようにするコツを知りたい方は以下の記事が参考になります。

しかし、それはどちらかというと、自己啓発ではなく「右の頬を殴られたら左の頬を~」的な宗教に寄ったお話に近いものではないでしょうか。

少なくとも、私が知る限りの自己啓発では

人付き合いを上手に行うには、心に扉を設定すること

関わる相手に応じて自分の心の扉で開けても良いレベルを設定し、もしそれを無理にでも開けてこようとする人がいれば、その時は相手に応じて心の扉のレベルに合わせて遮断するべき。

でないと自分が被害に遭うか、良心を悪用されるからです

とあります。

このように、自己啓発と思っているけど実は全然違うものと、正しい自己啓発とでは、中身も意味も全く変わってきますので、これでは自己啓発が嫌いになってもおかしくありません。

もし、私も20年前に「関わる全ての人に心を開き、それを許そう」というものが最初に触れた自己啓発だったとしたら、嫌いになっていたでしょう。

人の印象は第一印象でほぼ決まる、というメラビアンの法則と同じように、最初に持ったイメージというものは、かなりの比率を占めてしまいます。

自己啓発っぽい何かに身を委ねてしまわないように、選択を行う時点で気をつけるようにしましょう。

自己啓発が一般的に怖いと言われている真実について詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。

でないと、結果的に骨折り損の草臥れ儲けとなってしまい、自己啓発が嫌いな人たちの仲間入りを果たしてしまいます。

自己啓発は当たり前のことしか書いていないから嫌い

当たり前と書かれたプレート

自己啓発を嫌いにならず、成果に繋げるための学びを得るために、きちんとしたものを選ぶことは大事なことなのですが、決して金額が高ければ良いもの、というわけではありませんので気をつけましょう。

そこに実績と歴史があれば内容にほぼ間違いはありませんが、実績を騙るものはたくさんありますし、そういった心の隙を狙っている悪い人はいくらでもいます。

話を戻しますが、これは読んだ自己啓発書や、自己啓発セミナーで学んだものが、きちんとしたものであることが、前提でのお話です。

自己啓発の思わぬ落とし穴に嵌らないようにするために必要なことについては、以下の記事が参考になります。

もし、その学んだ内容がきちんとしたもので、それを当たり前と思えるレベルに既に自分がいらっしゃるのであれば、おめでとうございます。

その場合は何をしても成功が約束されていますので、どんなことで何をしても成果が出ることも当たり前、という保証がされているのと同じです。

しかし、もしその当たり前と思える現状で成果が出ていないのなら、その当たり前が出来ていない、という裏返しになってしまいます。

これは日常生活で分かりやすく例えると、人から何かを言われても

man

・分かってるよ!
・そんなん知ってるよ!

という人と同じです。

一を聞いて十を知る事ができる人であれば別ですが、野狐禅なのであれば、それは問題です。

しかし、取り入れたものが冒頭に上げた例のように、自分では自己啓発と思っているけど、実は全然違うものや、内容が無いものなのであれば、当たり前としてしか捉えられないのも当然のことです。

自己啓発の本に限らず、ブログ記事などでも時分に活かせる生地の選び方について知りたい方は、以下の記事が参考になります。

上記の場合には、選択を誤って被害に遭ってしまったのですから、自己啓発が嫌いになって斜に構えてしまうのは仕方のないことです。

つまり、自己啓発を嫌いになってしまうほとんどの人が、元々は純粋な想いを持っていて、自己啓発に興味があって一歩踏み込んだのに、選択を誤って間違ったものに触れてしまい、お金の匂いを嗅ぎつけた人に騙されたことで、嫌悪感を感じるから

man

二度と同じ轍は踏むものか!

と斜に構えてしまうのです。

この場合には、やはり先程と同様ですが、自己啓発とは程遠い、それっぽいものに引っ掛からないように選択の時点で注意するようにしましょう。

自己啓発が必要な人と不要な人の特徴に関して知りたい方は、以下の記事が参考になります。

もし野狐禅になってしまっている自覚があるのであれば、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という在り方を身につけるようにしましょう。

自己啓発はテンションが高いだけだから嫌い

テンションの高い女性たち

モチベーションを無理やり引き出すことが主体だったり、無闇に講師のテンションだけが高いセミナーなどは、それは自己啓発ではなく、ただの精神論や根性論です。

つまり、これも自己啓発ではありません。

これは自己啓発セミナーと称されたものによくありがちなのですが

  • なぜかみんなで部屋の端と端に分かれて、自分と反対側の端にいる人へ向かって声が枯れるまでアファーメーション(決意表明)をさせられる
  • 「できる!できる!!できる!!!」などと合唱させられる
  • 一列に並ばされ、一人ずつ大声でアファーメーションする

などを必死にやらせたりするのですが、これで上手くいくなら、誰も苦労しません。

ちなみに、自己啓発的なお話をしますと、アファーメーションを大声で行うことに全く意味はありません。

複数人で行うことも、強制されることも、むしろ逆効果になります。

少なくとも、私が20年学んできた自己啓発の中に、そういった内容が記されているものはありませんでした。

逆に、学ばなくても良い、と判断したものには、そのように書いてあったものは、たくさんありました。

怪しい自己啓発セミナーなどに騙されないようにするコツを知りたい方は、以下の記事が参考になります。

このように、取捨選択が出来ず、何でもかんでも取り入れてみるのは、お金の匂いを嗅ぎつけた悪い人たちが掘った落とし穴へ、自ら進んで落ちに行っているようなものです。

テレビで芸人さんなどが落とし穴へ落ちる様子を見ることは笑えるかもしれませんが、自分事になったらとてもではありませんが、笑えませんよね。

それではあれば、後悔しないように、選択の時点でノリと勢いで決めるのではなくて、きちんと見極めるようにしましょう。

ちなみにですが、私も今ではクライアント企業への新入社員研修などへ入らせて頂くことがありますが、大合唱や謎のアファーメーションはこれまでも含め、一度も行ったことはありません。

なぜなら、そのようなことをしても会社の売上は上がらず、上がるのは離職率だけだからです。

これは、自己啓発を正しく理解しているのであれば、当然のことなのです。

自己啓発とは何をすることなのか気になる方は、以下の記事が参考になります。

もちろん、アファーメーションは大事なことですので、行う目的を理解して頂いた上で、自発的に各自で行って頂きます。

しかし、その際に大声を上げることなどは一切しません。

基本に帰ればこれこそ「当たり前」なことなのですが、自己啓発は「自己」啓発であって、「他者」啓発ではありません。

アファーメーションとは自分への決意表明ですから、自分自身とだけ行えれば良いのです。

ですから、大声を出す必要もありません。

声も自分が聞こえる範囲で十分です。

このように、全くもって意味のないことを、さも「当たり前」のようにやっていたのでは

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々

となってしまっているのと同じなのです。
※一応補足しておきますが、徳島県の阿波踊りの文化はとても素晴らしいものです。

自己啓発は実現しないし、役に立たないから嫌い

拒否する女性

これはもしかすると、求めているものが自己改革ではなくて、方法論だったりしませんか?

自己啓発というものは、自己を改革、高めるために心構えの準備を行うことであって、スキルやテクニック、いま稼ぐなら◯◯が稼げる!といったような方法論ではありません。

もし、このような勘違いから自己啓発を嫌いと言っているのであれば、甘いものが食べたいのに、カレーを食べて「甘くない!カレー嫌い!」と言っているようなものです。

ちなみに、この記事をお読みの方で、アポが取れるトークが知りたい、クロージングの方法を学びたい、コミュニケーションスキルを身につけたい、流行のビジネスで稼ぎたい、などの方法論を求めているのであれば、自己啓発書よりもビジネス書を読んだ方が為になります。

ここまでを踏まえた上で、内容があるきちんとした自己啓発書を用いて、自己啓発を行った上で、何かをチャレンジしたのにも関わらず、それでも目標や願望を実現できなかったとします。

この場合は少々キツい表現になってしまいますが

現状が豚に真珠、猫に小判になってしまっている

ということです。

これは自己啓発的なお話をしますと

実現させられる状態にない、役に立てられない状態だった

ということです。

実はこの状態の人こそ、きちんとした自己啓発を正しく行わないといけないのです。

なぜなら、自己啓発的なお話ですと、この「状態」こそが、自己啓発で身につけないといけない「在り方」というものだからです。

自己啓発が無駄に終わる人の特徴について知りたい方は、以下の記事が参考になります。

例えばですが、この記事をお読みの方の友人で、下記のような人がいたとしましょう。

man

私は起業するんだ!そして会社を大きくして立派な社長になる!

そして結果、起業はしたけれど、上手くいかなかったとします。その時あなたに

man

起業なんてしても夢は実現しない。起業するために学んだ本なんて役に立たない

と、言ってきたとしたら

woman

うんうん、そうだよね

と納得できるでしょうか?

本人に直接は言わないまでも、きっと本心では

woman

それはあなたが夢を実現させられる状態に達していない、学んだものを役に立てられない状態だっただけじゃないの?
もしくはその本が本当にためになるものではなかったとか

問題なのは起業でも夢でも本でもなくてあなたでしょ、となりませんか?

少しだけ踏み込んだ自己啓発のお話をしますと、外的要因ではなく内的要因に目を向けないと、その先の成長はありません。

いつでも誰かが悪い、会社が悪い、商品が悪いと、愚痴っぽい人には、同じ愚痴っぽい人しか集まってこないものです。

これも立派な引き寄せの法則であり、表現を変えるなら類友の法則ともいいます。

引き寄せの法則も、単なる都合の良い考え方ではなく、セオリーとロジックに基づいた法則なのです。

自己啓発を学ぶのであれば、こうして根拠がある、論理立てられたものをきちんと学ぶようにしましょう。

でないと、自己啓発を嫌いな人と、自己啓発についての愚痴を永遠と語るに留まってしまうことになります。

自己啓発なんて結局は「自分次第で行動と努力次第」だから嫌い

自分次第

自己啓発を嫌いな人の代表意見で、「結局自分次第で行動と努力次第」という人も多くいらっしゃいます。

こちらも先程お話した方法論と同じですが、自己啓発で学ぶものは正しくは考え方であり、身につけるものは在り方となります。

先程の研修の際のお話のアファーメーションを例に挙げると、アファーメーションを行うことは、既に学びの次の実践段階です。

アファーメーションを行う目的こそが自己啓発であって、アファーメーションは方法でしかありません。

自己啓発を嫌いな皆さんがよく勘違いしているものをもう一つ例に上げるなら、目標設定も同じです。

目標設定を行う目的こそが自己啓発であって、目標設定を行うことは方法であり、既に行動段階なのです。

自己啓発で目標設定をすると何故失敗するのかについては、以下の記事が参考になります。

上記の点を勘違いされている方が多くいらっしゃいます。

根本のビフォーアフターが何も変わっていない状態で、アファーメーションを行っても、目標設定を行っても、方法だけを変えたり、実践してみたところで、さほど成果に違いは生まれません。

例えば、効率や要領が悪い人が何を行っても、その効率や要領が変わらないのは同じで、変えないといけないのは「どう動くか」ではなくて「考え方の順序を変えたり、集中力を身につけること」ですよね。

ビフォーアフターと目標設定のお話が出たので、この記事をお読みの方が、悪質な自己啓発や謎のコンサルに引っかからないように一点お話しておきます。

このような内容が出ると、やたらと自分の過去を深掘りして振り返らせて、冒頭の聖人君子の話ではありませんが「過去の自分を許そう」みたいなものがありますが、自己啓発的なお話をしますと、それに自己啓発としての意味は全く意味はありません。

なぜなら、自己啓発で行わなければならないことは、過去ではなく、今と、未来を見ることだからです。

これらはよくある洗脳セミナーにあるケースですので、こういった被害に遭わないために気をつけるポイントに関しては、以下の記事が参考になります。

少なくとも、私が学んでいる自己啓発の中では

過去の扉に固執する人は成功しない

栄光であれ何であれ、過去の扉は今すぐに閉じ、決して振り返ることはせず、前を見ることで全てが始まる。

過去の扉を開けることが大好きな人は、現状で留まっておきたい人だ

とあります。

ここがズレているということは、もしかしたら学んだものが方法論だったのかもしれません。

もしくは、学ぼうとした方は純粋な方で、悪質な自己啓発っぽいものを、あたかも自己啓発のように教える人に引っ掛かかってしまい、方法論を自己啓発っぽくした、間違ったエッセンスを取り入れてしまったことで、自己啓発を嫌いになってしまったのかもしれません。

自己啓発セミナーで怪しいものに引っ掛からないようにするために必要なことは、以下の記事で詳しくまとめています。

それか、本当に嫌いなのは何をやってもうまくいかない自分、という本質である内的要因から目を背けたくて、外的要因である自己啓発が嫌い!と、ターゲットを逸らしてヘイトを向けているか、です。

いきなり突っ込まれて、ギクッ!っとされた方は要注意です。

あとは、「自分次第」という部分は合っているのですが、「行動と努力」が実を結ばない人がほとんどなのも、また事実です。

この記事をお読みの方も、PDCAを回そうが、SMARTの法則に則って目標を設定しても、出来ないからこそ、困っていて、この記事に辿り着いているのです。

そして、そもそもの行動や努力ができない、続かない人が多いのも、また事実です。

自己啓発とは、そういった人のためにある、心構えの準備を行うためのものなのです。

このお話で何より重要なのは、「結局自分次第で行動と努力次第」という結論に至った人のほとんどは

  • 成果が出せた上で言っているのか?
  • それとも変わらず成果が出ていないのに言っているのか?
  • もしくは触れたこともないのにイメージだけで言っているのか?

にフォーカスすることが大事です。

成果が出ていないのに言っているだけなら、ただの愚痴ですよね。

イメージで言っているのも、ただの食わず嫌いですから、参考になるかと言われたらなりません。

成果が出せた上で言っている人の言葉であれば、耳を傾けるべきです。

もし、私自身がまだ何も知らない、成果の出ていない一人の悩める人だとしたら

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そんな一言でまとめずに、論理立てて一から教えてくれれば良いのに。
もしくはその先があるならお金払ってでも学ぶから教えてよ

となります、というか当時の私は実際になっていました。私の場合はどこまでも理屈っぽいので

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その辺のよく分からん人よりは、世界的に有名な人の原液をパートナー付けて学んだ方が早いでしょう。

という考えから、自己啓発を学んだ上での、今が在ります。

例えば、飲食店を開業したいなら、参考にするべきアドバイスは、飲食店を経営して上手くいっている人の話であって、現在借金漬けで彷徨っている人や、飲食店経営が未経験の人の話ではないですよね。

そうしないと、成果は出ていない、しかし「自分次第で行動と努力次第」だろう、というのは野狐禅や、先程例に挙げたような「起業したけど実現しない!意味ない!」と同じ次元の話になってしまいます。

この記事をお読みの方や、この記事は読んでいないけど、過去に自己啓発に興味を持って勉強してみたものの、結局は「自分次第で行動と努力次第」という結論に至った人も、等しく

行動と努力が実を結ばなかったので、改善したい

というきっかけから、自己啓発へ一歩踏み出すという行動へと辿り着いているはずですよね。

それであれば、成果が出ていない人ではなく、成果が出た人の考え方に自分を近づけないと、失敗した人の考え方に足を引っ張られ、これから先も、自分を変えることや、成果を変えることもできなくなってしまいます。

自己啓発を成果へと繋げることが出来るか、それとも無駄に終わってしまうのかの違いについては、以下の記事で詳しくまとめています

ちなみにですが、行動と努力次第で結果を出せる人というのは、既に考え方と在り方が備わっている人です。

なぜなら、そうでないと、そもそも行動も努力も、実を結ぶまで継続することが出来ないからです。

継続できる人にとっては、それは「当たり前」かもしれませんが、継続できない人にとってはそれは「当たり前」ではなく、解決しないといけない「問題」なのです。

ですので、継続できる状態の自分へと変わる・解決することが、自己改革であり、自己啓発です。

自己啓発は万人共通ではないから嫌い

共通と書かれたブロック

自己啓発を嫌いな人で多い意見に「万人共通ではない」というものも多くあります。

万人共通ではないのは確かです。しかし、それは

現状(いま身につけている能力)と修正点(足りないものや補わなければならないもの)

上記が「万人共通ではない」のであって

自己啓発で身につける在り方という根本

上記は万人共通です。もし、

man

そんなはずはない!

と納得出来ないのであれば、まだ考え方が方法論に偏っている可能性があります。

もしくは、当たり前のこと以外の、存在しない秘伝の奥義を探し求めているか、です。

上記のような方の場合、私の大好きな本でジョー・ジラードという方の「営業の神様」という書籍がありますので、一度読んでみて下さい。

きっと書いてあることが当たり前すぎて、発狂してしまうでしょう。

つまり、万人共通ではない、やり方やテクニックに関する自己啓発っぽい本しか学んでいないから、成果に繋がらず、意味なく終わってしまい、それを自己啓発と勘違いして、自己啓発が嫌いになってしまったのです。

自己啓発は決して「こうすれば成功する!」という成功する方法ではなく、成功した人の考え方に自分を近づけることであり、それが在り方の形成にも繋がっていきます。

自己啓発を20年学んで実践している私の個人的な意見としては、万人共通ではないという意見の人としては

万人共通ではない=万人共通のものなら学びたい

ということですから、それこそ正に先程書いた通りで

根本である万人共通(成果を出している人に共通している)の在り方を身につけること

これこそが自己啓発ですから、きちんとした自己啓発を学べば成果を出せた上で、意見も変わるはずです。

気をつけないといけない点は

万人共通のやり方ではない点

です。ここを間違えると、自己啓発が嫌いになってしまいます。

自己啓発が嫌いにならないよう、本にカバーを掛けよう???

カバーされた本

ブックカバーを使われること自体は、本を保護したり、おしゃれのためにはとても良いものです。

これは私もネットで見て初めて知ったのですが、自己啓発本を読んでいることが恥ずかしくて、カバーを掛ける人がいる、とのことでした。

さらにすごいな、と感じたのは、自己啓発ブログで上位の記事のいくつもが「恥ずかしいならカバーをかけよう」と斡旋していたことです。

結論から申し上げますと、これは全く自己啓発できていませんので、全く成果が出ずに、自己啓発が嫌いになるのも無理はないです。

なぜなら、これは行っていることが「自己啓発」ではなく、潜在的な「自己嫌悪」だからです。

世間一般で使われている表現で、皆さんに分かりやすく説明しますと、「上げる」どころか「下げ」にいっています。

もちろん、ブログ記事を書く側の目線では、理解できなくはないです。

ブロク記事を書く際に、記事を読む方の共感を得ることは基本でしょうから、恥ずかしいと思っている人に向けてなら、その内容はとても響くもので、かつ実践もしやすいものでしょう。

きっとこうして、間違った考え方や方法論が広まっていくんだろうなぁと実感しました。

蛇足ですが、自己啓発ブログで活かすことが出来る記事の探し方については、以下の記事で詳しくまとめています

しかし、自己啓発を行って成果に繋げたいと思っている方にとって、これほど無意味で間違ったものはありません。

そして、実践しやすい=成果が出やすい、ではありません。

何より、カバーを掛けてでも外に持っていってまで自己啓発をして、自分を変えたいと思っている人が、間違った内容に踊らされてしまっていることで、成果からどんどん遠のいていってしまっていることが可哀想です。

なぜなら、そこまで強い願望や想いがあるなら、あとは成果へと繋げるのに必要な、足りない部分を正しいもので補えば良いだけだからです。

先程の誤った内容のブログ記事などに流されてしまったり、正しいと盲信しても成果へと繋がらないことこそが、自己啓発を嫌いになってしまう一番の原因ではないでしょうか。

自己啓発本が嫌いなる理由と、その改善のポイントについて詳しく知りたい方には、以下の記事が参考になります。

話を戻しますが、自己啓発本にカバーを掛けることが私にとって驚きだったのは、20年自己啓発業界にいる私にとっては、20年前に電車の中で自己啓発本を手に取っている人など見たこともないけれど、最近では新幹線でも飛行機でも「思考は現実化する」や「7つの習慣」、「道は開ける」など、読んでいる人が本当に増えたな~と感じていたからです。

カバーをかけようと斡旋しているのは置いておいて、自分の意志でカバーを掛けたくなるのは自己防衛本能からですが、そんな方におすすめの一切費用の掛からない自己啓発方法があります。

それは、今すぐにその本に掛けたカバーを外すことです。

大切なことなので何度も書きますが、その自己啓発本がきちんとしている書籍であることが前提ですが、なんと、そのカバーを外すだけで、1,000円の書籍を購入しただけの自己投資なのに、一石三鳥で自己訓練まで出来てしまうのです。

なんで他の自己啓発ブログ記事では、自己啓発ネタの記事なのにこういったことを書かないのかな~と疑問なのですが、カバーをすることが自己防衛本能ということは、つまり、その自己啓発本を読んでいるということで、その内容が自分の弱点でもあるので、動物的本能から、自分の弱点を他者へ明るみにしたくない、もしくは露見してしまうことが恥ずかしい、というのと同意です。

なぜ一石三鳥で自己訓練までできるのかも、この後説明します。

例えば「こうすれば異性にモテる!」という本を、外で読むのは恥ずかしいという思いから、カバーを掛けて読んでいる人がいたとしましょう。

しかしその人にとっては、その本を外へ持って出てまで読むことをするほど、異性にモテることに興味があり、そしてそれは願望として実現したい上位にあるからこそ、そこまでするわけです。

本当に恥ずかしくて人に見られたくないものなら、大概はベッドの下だったり、クローゼットの奥底に隠されているもので、絶対に外には持っていかないですよね。

それであれば、その人が「異性にモテるために本当に必要なのもの」は、異性にモテるために必要なスキルやテクニックではなく、「異性にモテたいと思うことは、恥ずかしいことなのではないか?モテたいという願望は、全面に出してはいけないのではないか?」という恥じらいを捨て、私は異性にモテたい、という願望を達成するために、そんな小さなことでナヨナヨしている人に誰が魅力を感じるだろうか、と自分自身の内面を鍛えて、自信を持てるようにと変わることです。

実際に、どんな異性に魅力を感じますか?と聞かれれば、大半の人は来ている服のブランドや金額、変なトークスキルやテクニックばかりで飾っている人よりも、自分に自信を持っている人、優しい人、心から笑っている人、芯が強い人、などの方が、魅力を感じますよね。

これが方法論ではなく、在り方を学ぶことの方が重要で、成果に繋がるということでもあります。

先程の一石三鳥を詳しく解説しますと

カバーを外して得られる、一石三鳥の効果

一石三鳥の1つ目は、本の中身で学ぶことができる点です。

一石三鳥の2つ目は、カバーを外し堂々と読むことで、メンタルを鍛えて自己訓練にもなり、それが自信の形成にも繋がる点です。

一石三鳥の3つ目は、その書籍に共感を持つ人が現れる可能性がある点です。

1つ目はカバーがあろうとなかろうと、書籍を読むことで得られる効果です。

2つ目に関しては、それができるメンタルがあるなら苦労しない、と悩むレベルでメンタルに問題があるのであれば、それこそきちんとした自己啓発を行わなければならず、医療で例えるなら結構な重症ですから、今すぐに緊急オペが必要なレベルです。

3つ目に関しては、カバーを掛けていたら絶対に起こらない現象です。

嘘のように聞こえるかもしれませんが、新幹線や飛行機で書籍を読んでいると、声を掛けられることが実際にあります。

そこから話が弾み、交友関係や仕事にまで繋がることもあるのです。

私の場合ですが、本当にこれがきっかけで、今でも私のクライアントになって頂いている企業もあります。

新幹線に限らず、在来線でもその可能性は大いにあり得ます。

そして、それは自宅でも起こり得ることなのです。

例えば、奥さんが「集中力が高まるコツ」、旦那さんが「人付き合いが上手くなるコツ」という本を読んでいたら

unknown people

・悩んでいる問題があるなら協力しようか?
・私にも何か手伝えることはある?

と、声を掛けたくなりませんか?

man

無関係の人ではなく、身の回りの友人に引かれたくないんだよ…

とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかしこれは先程のモテたい例えと同じで、この記事をお読みの方も、恥ずかしくて外に持っていけないような自己啓発本をわざわざ外に持っていってまで、読みたい目的があるのであれば、どのみちその身の回りの方とはいずれ考え方の違いから、全員とまではいかなくても、遅かれ早かれ袂を分かつことになります。

そうならない唯一の状況は、「現状維持」した場合のみ、です。

つまり潜在的には、変わることや成長できることで、自分自身も変わり、それに応じて自分の環境や付き合う相手も変わることを確信しておらず、どうせ失敗するだろう、その時に友人たちまで離れていってはたまったものではない、と失敗の保険を掛けているのです。

そのような、失敗をほぼ確信している前提のような状態では、何をやっても上手くはいきません。

これはセールスで例えるなら、反論処理を必死に考えてプレゼンを組み立てているようなものです。

クロージング後にNOをもらう前提でプレゼンを組み立てているのですから、セールス開始からクロージングまででNOをもらうことの前提が覆らない限りは、どんなに反論処理を必死に考えても、本末転倒です。

変えないといけないものは、手段やテクニックではなく、この考え方であり、潜在的な心の状態なのです。

ですので、それであれば、カバーを外すことで自己訓練も同時に行い、もしかしたら共通の考えや共感を得る人と出会えるかもしれない可能性を上げた方が、今後のためにもなります。

※一応注意です

読んでいる書籍を見て声を掛けてくる人は確かに多いのですが、人間に良い人と悪い人がいるように、声を掛けてくる人にも良い人と悪い人がいます。

その見極めができるようになるまでは、安易に相手を信じ、交流を持つことは控えるようにしましょう。

チビっ子の「知らない大人の人についていっちゃダメ」理論です。

自己啓発は現実的ではないので嫌い

夢物語

ここまで書いたついでなので、書籍に関しても一応記載しておきます。

何度も何度も書きますが、中身があるきちんとした自己啓発本であれば、学びは得られますし、啓発できる人であれば、自分ひとりでも書籍を元に自己啓発できます。

しかし、結論から言いますと、自己啓発本を読んで実行しても、そのほとんどは失敗します。正しくは

読んで自己啓発することが出来たら、行動に移すようにしましょう。

そうすれば、失敗の可能性を、読む前に行動するよりも下げることが可能になります。

すぐ上にも書いた通りですが、啓発できる人であれば、自分ひとりでも書籍を元に自己啓発できます。

モチベーションが上がった気がするのは「自己」ではなく「他者」啓発ですので失敗します
読んでも、自己を啓発させることができなければ、本来の目的を果たしていません。

それであれば現状と成果が変わることはありませんし、加えて言うなら読まなくても良い本でもあります。

もしかしたら書籍に問題がなくても、自分が自己啓発できる状態にない可能性もあります。

そして、ネットや書籍にすべてを求めることは間違っているので、読んでいることで、きっかけを掴んでいる、くらいに留めておくのが正しい使い方です。

これも自己啓発によくある意見ですが、「現実的でない」という人がいます。

ちなみにですが、自己啓発を正しく理解している人ほど、自己啓発はどこまでも、それこそ超が付くほど、現実的であることを知っています。

なぜなら、自己啓発とは、論理と理論によって体系立てられたものだからです。

一番見ないといけない現実を見よう

何より現実を見るなら、印税というもので1,000円で売って100円貰えるものが書籍ですので、そこに全てを詰め込むことはしない、という現実もきちんと見るようにしましょう。

あとは、楽に、簡単に、すぐに、などの釣り文句に引っ掛からないように気をつけることです。

そうすれば、変なものに引っ掛かったりする可能性も、格段に下げることができるはずです。

自己啓発が好き嫌いに関わらず、成果へと繋げるために

笑顔で喜んでいる女性

なんでも一人で行おうとするのは非常に労力が必要で、大変なことです。

そして何より、独力で行うためには自分が万能でないといけません。

私達リアライズでも、プログラムユーザーやクライアントの方に担当としてインストラクターを複数人付けていることも、これに起因しています。

協力してできることは絶対に協力して行った方が、自分に都合が良いように解釈することもなく、いつでも修正が効き、安全だからです。

何が悪いのか分からない、どう改善したら良いのか見当もつかないといった場合には、私達リアライズのインストラクターがお手伝いすることも可能です。

個別相談でもプログラム導入でも、強引なセールスなどを行うこともなく、細かくヒアリングした上で最適な提案をさせて頂きますので、気が向いたらで構いませんのでぜひ一度気軽に相談してみて下さい。

まとめ
  • 自己啓発ではないものを自己啓発と勘違いしなければ、嫌いになることはない
  • 正しいものを取捨選択できるようになれば、落とし穴に落ちることはなくなる
  • ネットも本も、現実を見て、そこにすべてを求めるのではなく参考程度に