自己啓発とは何をすること?よくある間違いと具体例を上げて解説

まず最初にお伝えしたいことは、自己啓発とはビジネス以外のどんなシーンでも、対人であれば活用することが出来ます。

そして、ネットによくある記事にも一通り目を通しましたが、残念ながら1~2行目で既に間違っているか、ウィキペディアに少し肉付けした程度のものがほとんどですので、自己啓発とはどういったものなのかを正しく理解したい人は、注意が必要です。

正しい自己啓発とはどういったもので、一覧はどのようなものなのか知りたい方は、以下の記事が参考になります。

なぜなら、自己啓発とは「意思」を「意志」へと高めることができる自分へと変わることが目的であり、その過程を指します。

簡単に言いますと、意思とは「~したい(want to)」で、意志とは「~しなければならない(must)」です。

ですので、「自己啓発とは意思を持って自己を高める何かを行う」と書くのは、真意を知らないのか、知っているけど失敗する可能性が高いのに、それを指摘せずに斡旋しているようなものです。

man

何だよ、そんなちょっとの揚げ足取りみたいな差で、何が変わるんだよ

と思われるかもしれませんが、この手元ではたった1℃の僅かなズレが、先に進めば進むほど大きな差となり、気付けば自分が辿り着きたかった場所とは、全く違う方向へと導いていってしまうものなのです。

この記事では、自己啓発とはどういったもので、何をすることが自己啓発なのかといった点に関して、自己啓発の業界に20年身を置いている専門家が、一つ一つ解説していきます。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から現在に至るまで自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業・講演・研修活動を行い、現在の月間セールス日本一の記録も保有しています。

すべて正規に版権を取得しており、自社取扱いプログラムともなっている

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(潜在意識の法則)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則ブームのきっかけとなった、ザ・シークレットの賢人エイブラハム)

これらすべてのプログラムを所有、実践し、プログラムユーザーへレクチャーしています。

現在のクライアントは法人のみですが、全国に在籍するインストラクターの育成と、プログラムユーザーのフォローサポートも担当しています。

~主な取扱い業務~

大手企業の新入社員研修
営業 / セールスなどの社内講演
オペレーションマニュアルの作成

ナポレオン・ヒル財団|アジア/太平洋本部
公認販社リアライズ オーナー

壁下政和

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自己啓発とは、自己を高めるための準備であって行動ではない

準備の看板を持つ人

自己啓発とは、自己を高めるための準備です。

  • もっとお金を稼げるようになりたい
  • ネガティブな自分をポジティブに変えたい
  • 今よりもっと体重を落としたい
  • もっと良いタイムを出したい
  • 今より売れるようになりたい
  • もっと自信を持ちたい

などの願望を、誰もが何かしら持っています。

自己啓発を勘違いした、第一の間違い

まず第一の自己啓発とは?を勘違いしたよくある内容は、「なので目標を設定しよう!」です。

上記のような間違った誘導に導かれ、言われるがままに目標を設定した見たものの、出来なかった人は多いはずです。

人によっては目標が設定できないケースや、目標を設定しても達成できない人もいるでしょう。

しかし、これは自己啓発の専門家からしたら、出来ないのは当然なのです。

なぜなら、目標を設定していないからお金が稼げない、目標を設定していないからネガティブなのではないからです。

後者の「目標を設定していないからネガティブ」などの例は、非常にわかり易い内容ではないでしょうか。

ネガティブであることを理由に、怪しい自己啓発セミナーで洗脳しようとするような詐欺やカルト集団から身を守る方法を知りたい方は、以下の記事が参考になります。

自己啓発を勘違いした、第二の間違い

第二の自己啓発とは?を勘違いしたよくある内容は、「こうやれば上手くいく!」です。

自己啓発とは

それをできる人が持っている、考え方や理論(セオリー)や論理(ロジック)を身につけること

であって、その人がうまくいったやり方を、真似することではないのです。

woman

あの人が◯◯ダイエットで痩せたみたいだから、私もやってみよう!

で続かずに諦めてしまう、辞めてしまうのも同じことなのです。

man

こうすれば誰でもアポが取れる!

などのスキルやテクニックを真似してみたのに、自分は全くアポが取れないのも同じことです。

自己啓発とは、外的要因ではなく、内的要因に目を向けて改善を行うことなのです。

では自己啓発とは?どういったものなのか

ここまでを踏まえた上で、改めて自己啓発とは?具体的にどういったものなのかについて解説していきます。

自己啓発とは、先に挙げたような、誰もが持っている何かしらの願望を実現するために、今の自分に足りないものや必要なものを学び、補うことをといいます。

例えば、目標を設定できるネガティブな人が、願望を実現することができるでしょうか?

おそらく、目標自体もネガティブなものになってしまっているか、現実的に言えば、とても控えめな目標になっていることが想定されます。

この場合、目標を設定する前にネガティブな自分を変えるために、積極的な心構えを身に付けないといけません。

自己啓発しても行動できない、続かない、辞めてしまう人の特徴と改善点について知りたい方は、以下の記事が参考になります。

別の例を上げるなら、人間性や自主性のない人が、目標を設定することで、今よりもっとセールスの売上を上げることができるでしょうか?

おそらく、現状の倍の努力をすればそれなりに成果も上がるかもしれませんが、本人が求めていることはそういうことではないはずです。

この場合、成功するために必要なパーソナリティや、パーソナルイニシアティブを身に付けないといけません。

最後の例を上げるなら、ダイエットや読書や勉強などが続かない人が、目標を設定したら続けることができるようになるでしょうか?

おそらく、目標という名のニンジンに釣られて多少は頑張ることが出来ても、すぐに元の日常に戻り、あっという間にリバウンド、本棚の肥やしになってしまうことでしょう。

この場合、目標設定以外にも、目標を達成するために必要な、上がり下がりの激しいモチベーションを管理できるエンスージアズム(熱意)、自己管理などを身に付けないといけません。

モチベーション管理に悩んでいる人は、以下の記事が参考になります。

このように、自己啓発とは、今の自分の内面に足りないものや補わなければならないものを知り、学び、補うことで血肉化し、それを自分の生活や目標、人生に応用できるようになる、人としてどう在るべきかの「在り方」を身につけることを言います。

次に、自己啓発とは何をどのように学ぶのかについて、詳しく解説していきます。

自己啓発とは、心の準備を整えるための学び

勉強ノート

自己啓発とは、自己を高めるための準備で、自分の内面である「在り方」を学び、身につけ、血肉化し、応用することとお伝えしました。

これは心の準備を整えるための学びですが、このように表現すると実体がないスピリチュアルのように聞こえるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

自己啓発とは、理論(セオリー)や論理(ロジック)として体系化された知識や、科学的に研究された、物事の法則的なメカニズムなのです。

例えば、目標設定一つを取ってみても、目標設定には達成できる目標設定と、達成できない目標設定というものが存在します。

また、先程にも挙げたように、設定した目標を達成させるためには、目標設定以外にもたくさんの要素が絡み合って、そのすべてがきちんと噛み合い、動作することで初めて達成へと導かれるのです。

つまり、自己啓発とはその集大成を総称してそう呼ぶのであって、決して何か一つを指しているわけではありません。

これらを適当に誤魔化し、洗脳しようとするような怪しい自己啓発セミナーなどに騙されないようにするコツを知りたい方は、以下の記事が参考になります。

私達ナポレオン・ヒル財団が取り扱う自己啓発プログラムもそうですが、これらはすべて、この記事を読んでいる方が、今持っている願望を実現するために、足りないものや補わなければならない必要なものを学ぶためのものです。

自己啓発とは、心の準備ですが、スキルやテクニックではありませんので、知ればそれでどうにかなるものではありません。

次に、この在り方を身につけるために何をしなければならないのかについて、詳しく解説していきます。

自己啓発とは、成功するために必要な在り方を身につけること

考えている鳥

自己啓発とは、自分の内面でもある「在り方」で足りないものや、補わなければならないものを身につけることをいいます。

これは一筋縄では行きません。

なぜなら、先程にも書いたように、知ればどうにかなるものではないからです。

在り方とは自己啓発的なお話をしますと、「潜在意識」と呼ばれるものです。

潜在意識は、今まで生きてきた過程の中で身についた、習慣でもあります。

これを一朝一夕でどうにかしようとするのには無理があります。

この潜在意識と呼ばれる、今まで散々刷り込みが行われてきたものを変えるのには、同じように何度も刷り込みをしないといけないのと、この記事の冒頭にもあったようなレベルの、細かい調整が必要になるのです。

ですから、私達のようなインストラクターという存在がおり、常に身近にいてフォローをする必要があるのです。

これらを行うことで、初めて目標を達成できない人が達成できるようになったり、ネガティブな人がポジティブに変われるようになったり、辞めたり諦めたりしてしまうひとが継続できるようになるのです。

自己啓発とは、抽象的な考え方ではなく根拠のある理論や論理

ロジックが書かれた黒板

自己啓発とは、理論(セオリー)や論理(ロジック)として体系化された知識や、科学的に研究された、物事の法則的なメカニズムを、自己を高めるための準備として、自分の内面である「在り方」として学び、身につけ、血肉化し、応用することです。

自己啓発とは決して抽象的な考え方や、行動を行うこと、目標を設定することではありません。

このように根性論で無理矢理行動させたり、スピリチュアルな考え方で洗脳させようとする悪質な自己啓発セミナーに騙されないようにするコツを知りたい方は、以下の記事が参考になります。

この記事を読んでいる方でも、願望や純粋な想いがあるけど、なかなか達成できなくてネットで探してみたり、いろいろな本を読んでみたり、セミナーへ参加されている方も多いでしょう。

私達と関わりを持つことがなかったとしても、その願望や純粋な想いが無事に叶うことを祈っておりますが、情報を取捨選択する中で、誤った知識に踊らされることがないようにお気をつけ下さい。

自己啓発とは何なのかは分かったけど、具体的に何が悪いのか分からない、どう改善したら良いのか見当もつかないといった場合には、私達リアライズのインストラクターがお手伝いすることも可能です。

個別相談でもプログラム導入でも、強引なセールスなどを行うこともなく、細かくヒアリングした上で最適な提案をさせて頂きますので、気が向いたらで構いませんのでぜひ一度気軽に相談してみて下さい。

まとめ
  • 自己啓発とは、心の準備を整えるための学びであり、行動ではないことを知ろう
  • 自己啓発とは、成功するために必要な、人としての在り方を身につけること
  • 自己啓発は、根拠のある理論や論理に基づく法則的なメカニズム