自己啓発で行動ができない・続かない・辞めてしまう人の4つの特徴

なるほど、自己啓発な行動とはこういうことか!
と勘違いし、ネットによくある自己啓発的な行動の中から「まずはとにかく行動だ!」を実践すると、ほとんどの場合は失敗します。
なぜなら、それは自己啓発ではなく、ただの精神論や根性論だからです。
自己啓発の専門家として、自己啓発的なお話をするのであれば「まずはとにかく行動だ!」には「しっかりと準備が整ったら」という前提条件が必要です。
なぜなら、「しっかりと準備を整えること」が自己啓発だからです。
【啓発】無知の人を教え導き、その目をひらいて、物事を明らかにさせること。
Google
例えば、これは受験に対する受験勉強と同じです。
事前準備(勉強)をせずに自分の実力とかけ離れた難関校を受験すれば、結果はお察しの通りですよね。
私が「自己啓発 行動」で検索をかけた時に表示された一覧を見て、一番始めに感じたことは

ん?うーん…いや、え?、うーん…
でした。
なぜ上記のようになったかというと、この検索をかけた人は「自己啓発とはどんな行動をしたら良いのか?」と調べたのではなく

自己啓発が大事ということでジョギングを始めてみたけど、三日坊主で終わった

自己啓発本を読んで感化されてダイエットに励んだけど、すぐに辞めてしまった

自己啓発のセミナーへ参加して何かをしようと決めたけど、行動に移せない
つまり

上記の原因と解決法を知りたくて検索した人が多いのでは?
と疑問が湧いたので、自己啓発の専門家として、この記事を書くことにしました。
自己啓発した、したつもりでも、行動できない、続かない、辞めてしまうのには理由と原因がありますので、4つの特徴に分けて詳しく解説していきます。
1982年生まれ。2004年(22歳)から現在に至るまで自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業・講演・研修活動を行い、現在の月間セールス日本一の記録も保有しています。
すべて正規に版権を取得しており、自社取扱いプログラムともなっている
- ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
- ジョセフ・マーフィー(潜在意識の法則)
- マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
- ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
- ブライアン・トレーシー(営業の神様)
- デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
- ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則ブームのきっかけとなった、ザ・シークレットの賢人エイブラハム)
これらすべてのプログラムを所有、実践し、プログラムユーザーへレクチャーしています。
現在のクライアントは法人のみですが、全国に在籍するインストラクターの育成と、プログラムユーザーのフォローサポートも担当しています。
~主な取扱い業務~
大手企業の新入社員研修
営業 / セールスなどの社内講演
オペレーションマニュアルの作成
ナポレオン・ヒル財団|アジア/太平洋本部
公認販社リアライズ オーナー
壁下政和

①行動することが自己啓発だと勘違いしてしまっている

1つ目の特徴は勘違いに関してです。
冒頭でも書いた通りですが、自己啓発というものは「行動すること」ではなく、自己を教え導き、物事を明らかにする「準備を行うこと」です。
自己啓発を行動することと捉えている人は、自己啓発を勘違いしている人です。
こうした人の特徴としては、せっかく自己啓発を行っても、続かずに辞めてしまうことが多い点です。
自己啓発が続かない…、三日坊主で辞めてしまって困っている…という方は、以下の記事が参考になります。
ネットでも現実社会でも、自己啓発の本やセミナーで上手くいかなかった、失敗した、あんなの意味ないと言っている人のほとんどが、行動について語っています。
準備を行うことが必要なのに、行動を起こすことと勘違いしているのですから、そりゃそうですよね、となるのは必然なのです。
②自己啓発の行動に動機がないまま発進している

2つ目の特徴は動機に関してです。
ネットでよく言われている「自己啓発の行動」というものを、動機がないまま始めてしまっていませんか?
ほとんどの人が行動を起こしても途中で挫折したり、辞めてしまう原因がここにあります。
【動機】出来事が起こるはずみ。人間がある状況のもとでその行動を決定する意識的・無意識的な原因。
Google
グーグル先生も言っている通り、行動にはそれを決定する意識的・または無意識的な原因が必要です。
これは自己啓発的な言葉に置き換えると、顕在意識・または潜在意識的な原因となります。
ここでは動機があるのかないのかが重要で、動機が純粋か不純かは全く問題ではありません。
むしろ、本心では全くそんなことを思ってもいない崇高な、他人に話せば「すごいね~」と言われるために作ったような純粋に見られるための動機よりも、自分が腹の底からマグマが湧いてくるように、本心から何が何でもそうしたくなるような、不純な動機の方が瞬発力と継続力は高くなります。
潜在意識的な原因に関しては、この記事では話が長くなり脱線しますので割愛します。
③自己啓発のための行動なのに、目的が曖昧

3つ目の特徴は目的に関してです。
この記事の冒頭でも学んだように、啓発とは物事をハッキリと明らかにさせることにあります。
つまり、自己啓発の行動というものは、自分を今よりも高い位置(より知識を得る、より健康になる、よりお金持ちになる)へ導くために、物事をハッキリと明らかにさせる行動を起こす(=準備を整える)ということです。
自己啓発的なお話であれば、これは明確な目標設定というものになります。
いま答えが出ましたが、「明確」でないといけないのです。
「ダイエットする!」では明確ではありませんよね。
「5kgダイエットする!」なら少し明確になりました、と突き詰めていって、明確な目標まで昇華させていかないといけないのです。
行動できない人のほとんどが、この「明確な」目標を立てられないことに起因しています。
④行動を起こす前の自己啓発が瞬間湯沸かし器状態

4つ目の特徴は自己啓発に関してです。
簡単に置き換えると、準備の状態です。
この準備の状態が即席のものですと、継続力がありませんので瞬間湯沸かし器のように、一瞬沸騰してもすぐに冷めてしまい、あっという間に元通りになってしまいます。
モチベーションの上下が激しく悩んでいる人の場合、以下の記事が参考になります。
また、この準備に根拠がない状態ですと、同じく一時的には勘違いを起こして瞬間湯沸かし器になるのですが、なにか小さな問題や壁が目の前に立ちはだかると、すぐに意気消沈して元に戻ってしまうのです。
例えば、ウルトラマンは3分間は驚異的なパワーを発揮しますが、3分過ぎると元に戻ってしまい、普通の人間になってしまうのと同じことです。
よくモチベーションなどのセミナーでも、上下することが問題なのです、高いポジションを維持することが大切なのです、と言われているのはご存知でしょう。
高く維持するためには、必要なのは精神論でも根性論でも行動ではなく、準備なのです。
正しい自己啓発が、行動を起こし、継続性を生む

これまでの4つの特徴で、自分に足りないものや、余計なもの、間違った知識などに気づくことが出来たはずです。
自己啓発を正しく理解し、使い方を間違えずに守って利用すれば、自然と行動に繋がり、そこに継続性が生まれることで、初めて成果や成長へと繋げることができるようになります。
- 自己啓発は行動を起こすことではなく、そのための準備を行うことと知ろう
- 行動には動機、明確な目標をしっかりと持ってから臨もう
- 準備はインスタントではなく、永続性をもたせるようにしよう