自己啓発がいらない人と必要な人の3つのポイントについて解説

世間では「自己啓発はいらない」とか「自己啓発は必要だ」と主張する両者がいます。

両方の意見が存在することは自然なことであり、何もおかしいことではありません。

私の見解としては

  • 0か100で語ること自体がナンセンスであり、人によって必要か不要か別れる
  • 仮に自分に自己啓発がいらないものであっても、他人にそれを強いるのであれば自己啓発した方が良い

というのが答えです。

なぜなら、自己啓発に限らずどんな物事にもいらない人と必要とする人が存在するからです。

例えばある症状を治すのに薬が必要だという人もいれば、逆にいらないという人もいますよね。

また、とある道具が必要な人にとっては万能ツールと称賛されても、いらないひとにとってはゴミと言われることもあります。

このように自己啓発のような考え方を含む万物において、「必要」と「いらない」という両極の意見というものは必ず存在します。

重要なことは誰かの意見に流されずに自分の意見を持つことなのですが、誰かの意見に流されてしまうから、続かなかったり辞めてしまったりするのです。

自己啓発が続かない人の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。

そして、その意見に賛同できる人達同士で人間は寄り添い合うものです。

簡単に言うなら類は友を呼ぶ、というものです。

「私の周りの人は全員いらないと言っている」と言うのは当たり前なのです。

なぜなら、あなたの考え方に同調できる人間が集まっているのですから。

もしくはただの確証バイアスです。

自己啓発の批判と称賛の関係については、以下の記事で詳しく解説しています。

  • 自己啓発はいらない
  • 自己啓発は必要である

上記の2つの意見に正解などありませんがあなたが自己啓発が必要なのか、それともいらないのかを見極めるポイントはいくつかあります。

この記事で分かること
  • 自己啓発がいらない人と必要な人のポイント
  • 自己啓発がいらないとされる理由

自己啓発の業界に20年従事している専門家だからこそお話できる内容で、一つ一つ解説していきます。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から現在に至るまで自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業・講演・研修活動を行い、現在の月間セールス日本一の記録も保有しています。

すべて正規に版権を取得しており、自社取扱いプログラムともなっている

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(潜在意識の法則)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則ブームのきっかけとなった、ザ・シークレットの賢人エイブラハム)

これらすべてのプログラムを所有、実践し、プログラムユーザーへレクチャーしています。

現在のクライアントは法人のみですが、全国に在籍するインストラクターの育成と、プログラムユーザーのフォローサポートも担当しています。

~主な取扱い業務~

大手企業の新入社員研修
営業 / セールスなどの社内講演
オペレーションマニュアルの作成

自己啓発はいらない?

気になる女性

自己啓発はいらない人と必要な人の両方が存在します。

なぜなら自己啓発をしないで良い人もいれば、その逆に自己啓発した方が良い人もいるからです。

どちらかに決めて、前へ倣えしなければいけないこと自体が間違っているのです。

例えば筋トレやダイエットもそうですよね。

筋トレをした方が良い人もいれば、しないで良い人もいます。

ダイエットも然りです。

自己啓発で体力作りに筋トレに取り組むことについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ですので、自己啓発はいらないという人は自己啓発をしなければ良いだけの話です。

もし、現在自己啓発が必要なのではないかと考えているであれば、取り入れれば良いのです。

例えば成功しているある1人の人が「自己啓発はいらない」と言っていたとしても、あなたにも同じ事実が当てはまるとは限らないのです。

自己啓発がいらない人の3つのポイント

3つのポイントと書かれた付箋

自己啓発がいらない人の3つのポイントは以下の通りです。

ポイント1:既に心構えの構築ができており、後は行動すれば良いだけの人

自己啓発がいらない人の1つ目のポイントは、既に心構えの構築ができており、後は行動すれば良いだけの人です。

なぜなら、この人は既に自己啓発を行って身に付けることができるものを所持しているので、取り組む必要がないからです。

例えば、幼少の頃から帝王学や経営学といったものを家庭環境で学べる状況にあったのであれば、それらを学ぶ過程で自己啓発も済んでいることでしょう。

それであれば今から自己啓発を行う必要もないですから、後は行動を起こせば自然と成果に繋がるからです。

ポイント2:自己研鑽や能力開発で済む人

自己啓発がいらない人の2つ目のポイントは、自己研鑽や能力開発で済む人です。

なぜなら、ポイント1と同様に心構えの構築は完了しており、現在自分に必要なものが自己研鑽や能力開発で良いと分析ができているからです。

自己啓発と自己研鑽、能力開発の違いについては、以下の2つの記事で詳しく解説しています。

分かりやすく例えるなら、自分の健康管理に必要なものは筋トレではなく食事制限である、と理解が出来ているような人です。

このような状況の場合にも、わざわざ自己啓発に取り組む必要はありません。

ポイント3:自己啓発を必要だと感じていない人

自己啓発がいらない人の3つ目のポイントは、自己啓発を必要と感じていない人です。

なぜなら、このような人が自己啓発を行っても意味がないからです。

例えば、筋トレの必要性を感じていない人が筋トレに励んでみても、続かないですしストレスを感じるだけですよね。

自己啓発も同様で、継続することもなければストレスを感じるだけに終わってしまいます。

自己啓発に疲れてしまう人の特徴と原因については、以下の記事で詳しく解説しています。

それであれば、ご自身が必要であると感じているものに時間を掛ける方が確実に有意義です。

自己啓発が必要な人の3つのポイント

3つのポイントと書かれた付箋

自己啓発が必要な人の3つのポイントは以下の通りです。

ポイント1:この記事を読んでいる人

自己啓発が必要な人の1つ目のポイントは、この記事を読んでいる人です。

これは検索で辿り着いた人も、ホームページ内を回遊して開いた人も同様です。

なぜなら、自己啓発はいらないと確信を持っている人はこのような記事を開くことはしないからです。

自己啓発が気持ち悪いと言われる原因については、以下の記事で詳しく解説しています。

例えばネットで検索をかける理由は、疑問に思ったり不安に思ったりするからですよね。

ということは「自己啓発って別にいらないよね?」と疑問に思っている時点で心構えの構築はできておらず、自己啓発はいらないという確信も持てていない状態ということです。

ポイント2:自己啓発が必要なのか迷っている人

自己啓発が必要な人の2つ目のポイントは、自己啓発が自分にとって必要か迷っている人です。

なぜなら、そのような土台となる心構えを整え、形成して構築するものが自己啓発だからです。

例えば、優柔不断で物事を決められない人というのは決断力に乏しい人です。

また、何事も先延ばしにして決断を先送りにするような、所謂「先延ばし」の癖がある人もその傾向があります。

決断できない人や先延ばししてしまうような人にとって「自己啓発はいらないもの」にはなりません。

自分が保留することを納得させてくれるに足る意見や、先延ばししていることの正当性を見つけるよりも、真っ先にそのような自分と決別する覚悟を決めること、これが自己啓発のための第一歩となります。

ポイント3:自己啓発に興味を持っている人

自己啓発が必要な人の3つ目のポイントは、自己啓発に興味を持っている人です。

なぜなら、あなたの興味というものはあなたの問題やニーズに紐づいているからです。

例えば、心理学の一つに頻度錯誤というものがあります。

これは、一度気になるとやたらとそのことについて反応していると「錯覚している状態」を言います。

そうなのです、この状態はただの錯覚なのです。

ただし、今回における問題点は錯覚にあるのではなく「一度気になると」の部分なのです。

気になったきっかけを考えれば、あなたの問題やニーズが必ず顔を出します。

後はそれを解決するために何が必要なのかを考えれば良いのですが、その結果このページなり自己啓発なりに辿り着かれたのではないでしょうか。

自分に自己啓発が必要か見極めよう

談笑する二人

あなたにとって自己啓発が必要かどうかを見極めることが重要です。

なぜなら、あなたにとって「周囲」はあなたではないので、状況も人間性も何もかもが違うからです。

例えば、あなたが憧れている人が「自己啓発はいらない」と言ったところで、あなたにも当てはまるかどうかは別問題ですよね。

同様にあなたが憧れている人が「自己啓発は必要だ」と言っているからといって、脳死のような状態で自己啓発を始めることも辞めましょう。

自分にとって自己啓発が必要なのか、要らないものなのかをきちんと自分で見極められるようになること、それこそが自己啓発の始まりです。

でないと「自己」啓発ではなく「他者」啓発の領域を抜け出せないからです。

まとめ
  • 自己啓発はいらない人もいれば、必要な人もいる
  • 自己啓発を要らない人は、無理にやる必要はない
  • 自分に自己啓発がいらないのか、必要なのかを自分で考えられるようになるのが自己啓発