自己啓発が好きな人の特徴のトリックは塾に置き換えると分かりやすい

自己啓発が好きな人の特徴というものが、ネットでは以下のように書かれています。

  • 依存心が強い
  • 自分に酔いしれたいナルシスト
  • 同じものに興味がある人と交流したい
  • 楽して賢く見られたい
  • 自分というものが見出せない
  • 学歴が低い人
  • 自分に自信がない
  • 何をしたいか分からない
  • 勉強好き
  • 都合よく解釈する

言論の自由があるので賛否両論あることは何もおかしいことではありませんが、私自身はこの記事を書くまでこのようなことを全く調べたことがなかったので、改めてネットにある一通りの自己啓発が好きな人の特徴という記事を読んでみてこうしてまとめてみた感想なのですが

全員が全てに当てはまるわけではありませんが、自己啓発云々に限らず世の中の人のほとんどがこの特徴のどれかに当てはまりませんか?

と感じたのですが、皆さんはこの特徴のリストを改めて見てみていかがですか?

もし、世の中の人のほとんどが依存することなく、自分を見出していて学歴が高く、自分に自信を持っていて何がしたいか明確であれば、きっともっと多くの成功者たちで溢れかえっていることでしょう。

その証拠に、最初にこのリストを見せてから「この特徴を持っている人はどんな人?」と聞いてもおそらく万人共通で「これは自己啓発が好きな人だ!」という答えが返っては来ない気がしませんか?

何より確定している事実に基づいてお話をするのであれば、「自己啓発 好きな人 特徴」という検索ワードの検索ボリューム(月間検索数)はたったの10件しかなく、こうして記事にまとめている人のほとんどはアフィリエイターか、その先に自分のビジネスへと誘導している人しかいない、という事実です。

そして、まるでダメ人間ばかりが自己啓発にハマってしまっていると勘違いしているようですが、皆さんが名前を知っているような著名な方々や企業も、自己啓発に取り組んでいるという事実があります。

この記事で分かること
  • 特徴というトリックに流されない考え方
  • 自己啓発の業界にいるからこそ分かる、自己啓発が好きな人の統計

自己啓発の業界に20年従事している専門家として、いろいろな視点から一つ一つ解説していきます。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から現在に至るまで自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業・講演・研修活動を行い、現在の月間セールス日本一の記録も保有しています。

すべて正規に版権を取得しており、自社取扱いプログラムともなっている

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(潜在意識の法則)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則ブームのきっかけとなった、ザ・シークレットの賢人エイブラハム)

これらすべてのプログラムを所有、実践し、プログラムユーザーへレクチャーしています。

現在のクライアントは法人のみですが、全国に在籍するインストラクターの育成と、プログラムユーザーのフォローサポートも担当しています。

~主な取扱い業務~

大手企業の新入社員研修
営業 / セールスなどの社内講演
オペレーションマニュアルの作成

自己啓発が好きな人の特徴のトリックとは?

ネタバレ

自己啓発が好きな人の特徴というもののトリックは、心理学で言うところの態度変容や説得における認知反応というものが起因しています。

態度変容というものは、簡単に言うとネットやSNSの世界で常識となっている「何を言うかではなく誰が言うか」というものです。

例えば検索順位で上位の記事がそれっぽい内容で書いていたり、フォロワーが100万人いるインフルエンサーが言えば、あたかもそれが事実であるように受け止める心理効果です。

どこかの記事では「自己啓発が好きな人の特徴は、ブランディングに流されやすい」とも書いていましたが、それなら世の中のSNSを使っている人のほとんどは自己啓発が好きということになってしまいます。

ネットやSNSの世界では、どれだけ核心を突いた内容や価値ある事実であっても、検索にも引っかからない、もしくはフォロワーが1人のアカウントでは何の説得力も生み出さないのです。

認知反応というものは、聴衆がメッセージを受け取った際に自分の中でどれだけ確信を持つかによって態度変容を引き起こすというものです。

トリックを使った実例

この記事のタイトルにもした内容ですが、塾というものを使って実例を挙げてみましょう。

答えはどっち?

塾は頭の悪い人が通うものですか?それとも頭の良い人が通うものですか?

あなたの答えはどちらでしたか?

答えは「どちらも」なのですが、「どっち?」と迫られると2択でしか考えられないのも1つのトリックです。

ここで、もう一度この記事の冒頭にあった自己啓発が好きな人の特徴というリストを持ってきます。

  • 依存心が強い
  • 自分に酔いしれたいナルシスト
  • 同じものに興味がある人と交流したい
  • 楽して賢く見られたい
  • 自分というものが見出せない
  • 学歴が低い人
  • 自分に自信がない
  • 何をしたいか分からない
  • 勉強好き
  • 都合よく解釈する

そして、塾の質問のように考えてみましょう。

「自己啓発が嫌いな人」もこの特徴に当てはまりませんか?

そうなんです。答えは「どちらも」なのです。

違いはベクトルがどちらに向いているかだけ

分散する矢印

自己啓発が好きな人も、自己啓発が嫌いな人も結局は同じであり、当人たちのベクトルがどちらに向いているかの違いでしかありません。

実際に世間で語られている自己啓発が好きな人の特徴というものは、全く特徴になっていないこともここまでで既に証明できてしまいましたよね。

例えば自己啓発が嫌いな人達は、自己啓発が好きな人の特徴に当てはまらないのか?といったらそんなことがないという事実が覆せない限り、特徴としては成り立たないのです。

つまりこれは、特徴ではなくてただの思いこみなのです。

こちらは私個人としての意見ですが、好きな人もいれば嫌いな人もいるのはすべての事象において普通のことですので、自己啓発が好きな人は嫌いな人がいることに落胆する必要もありませんので、好きなことをやっていくのが一番人生にとって良いのではないでしょうか。

自己啓発にきちんと取り組む人の統計

それでは実際に自己啓発の業界に20年従事している中で、これまでの統計からきちんと自己啓発プログラムまで学んでみようとされる方はどのような人が多いのかをまとめてみました。

  • 自分の人生にきちんと向き合っている
  • 生産的に物事を考えようとしている
  • 自分の人生に責任を負い覚悟を持っている
  • 自分の人生に何を求めるかを明確にしている

列挙していけばキリがありませんが、少なくとも上記は共通しています。

自己啓発を好きな人は迷わずに進むのが一番良い

納得する女性

この記事の冒頭にも挙げましたが結局さまざまな主張をしていても、そのほとんどは自分のビジネスに繋げたいだけです。

自己啓発が好きなのであれば、ご自身が好きなことを続けるのが人生にとって一番良いことです。

ただ、自己啓発の周囲にはその恩恵に与ろうとして自分のビジネスに引き込もうとしたり、自己啓発のガワを被っただけのカルトや詐欺集団なども多数存在しています。

自己啓発を騙った洗脳セミナーの注意点に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

そういったあなたのことを騙そうとしているものに引っかかることなく、正しい自己啓発を学んでいくようにしましょう。

まとめ
  • 自己啓発が好きな人の特徴というものは、ただの思いこみでベクトルの違いでしかない
  • 自己啓発にきちんと取り組む人の統計として、人生にきちんと向き合っている人が多い
  • 自己啓発を騙ったものや、自分のビジネスに引き込もうとしているものに注意しよう