自己啓発してもメンタルを養えていない際に注意すべき3つのポイント

本来であれば、正しく自己啓発を行えているのであればメンタルは養われていくものです。

なぜなら自己啓発というものは教えや導きなどから自分を見つめ直し、物事を明らかにするための心構えを構築するためのものだからです。

自己啓発で鬱になったり病む人の原因については、以下の記事で詳しく解説しています。

心構えが構築されるということは、自然と心や精神というものも養われていることになります。

例えば料理のレシピ本を読んで実践すれば、料理の腕は上がっていきますよね。

上記と同じように、自己啓発も正しく行えばあなたの心構えというものは自然と養われ、構築されるものです。

  • 自己啓発するとメンタルがやられるんですけど…
  • 自己啓発してもメンタルが全然育たないんです…

実際に上記のような悩みや相談を受けることは多いのですが、これらの原因には後述する3つの注意点が関係しています。

この記事で分かること
  • 自己啓発してもメンタルは鍛えられない?
  • 自己啓発するとメンタルが弱くなる?
  • 自己啓発でメンタルが養われない際の注意点

自己啓発とメンタルの関係、そして自己啓発してもすぐに元通りになってしまう要因について、自己啓発の業界に20年従事している専門家が一つ一つ解説していきます。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から現在に至るまで自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業・講演・研修活動を行い、現在の月間セールス日本一の記録も保有しています。

すべて正規に版権を取得しており、自社取扱いプログラムともなっている

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(潜在意識の法則)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則ブームのきっかけとなった、ザ・シークレットの賢人エイブラハム)

これらすべてのプログラムを所有、実践し、プログラムユーザーへレクチャーしています。

現在のクライアントは法人のみですが、全国に在籍するインストラクターの育成と、プログラムユーザーのフォローサポートも担当しています。

~主な取扱い業務~

大手企業の新入社員研修
営業 / セールスなどの社内講演
オペレーションマニュアルの作成

自己啓発してもメンタルは養えない?

疑う女性

自己啓発は正しく行えていれば、メンタルを養うことができます。

なぜなら自己啓発というものは教えや導きなどから自分を見つめ直し、物事を明らかにするための心構えを構築するためのものだからです。

自己啓発とは何をすることなのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。

自己啓発は自分自身の心構えを整え、形成するものですので、本来であればあなたの心構えというものを強化することができるものなのです。しかし

  • 自己啓発をしてもメンタルが養えていない
  • 自己啓発本を読んでもすぐに萎えてしまう

上記のような人は、実際に存在しています。なぜでしょうか?

それは、あなたが自己啓発だと思って取り組んでいるものが自己啓発ではない可能性があるからです。

世間が自己啓発のために何をしているのか気になる方は、以下の記事で詳しく解説しています。

例えば売れないセールスマンが売れるように変わるために、「売れるセールスマンになる自己啓発セミナー」と称されたセミナーへ参加したとしましょう。
※セミナー名はあくまで例えですので、実在するものとは一切関係ありません。

そのセミナーではセールスの方法がたくさんレクチャーされ、売れないセールスマンはとても感銘を受けました。

さて、売れないセールスマンはこれで自己啓発が完了したでしょうか?

確かに今までに知らないスキルや知識、テクニックを身につけることはできましたが、これらは知識として頭に引き出しが増えたという事実はありますが、心構えが変わったわけではありません。

分かりやすく例えるなら武士が武器として新しい刀を手にしたことは事実ですが、武士としての心構えが変わったわけではない、ということです。

自己啓発とは知識やスキル、テクニックを身につけるものではなく、心構えを整え、形成するものです。

自己啓発する人はメンタルが弱い人?

気になる女性

自己啓発をする人はメンタルが弱い人だ、という論調がありますが一概にそうだとは言えません。

もちろん、自分はメンタルが弱いと自覚している人が、自分を変えたいという想いから自己啓発に取り組む人も一定数います。

しかし、私からしたら自分の弱さをきちんと自覚し、それを変えようとされる方は決してメンタルが弱いとは思えません。

なぜなら、本当にメンタルが弱い人というのは何かを変えようと決断することもしませんし、変わるまで頑張ることもしませんし、自分の弱さを認めることもしないからです。

むしろ本当にメンタルが弱い人ほど、自分にはできないことをやろうとする人を非難するものではないでしょうか。

例えば、日本の諺でも「弱い犬ほどよく吠える」と言いますよね。

自己啓発をする人は頭が悪いと言われる噂の真相については、以下の記事で詳しく解説しています。

もちろん自己啓発をする人は全員メンタルが強いと言う気もありませんが、実際に私がこれまで自己啓発の業界に20年従事している経験から言えることとしては、既に鋼のようなメンタルを持っている人でも、メンタルが弱いと自覚している人でも、自己啓発に取り組む方はいるということです。

メンタルが養えていない際の3つの注意点

3つのポイントと書かれた付箋

自己啓発に取り組んでいるはずなのにメンタルが養えていない場合には、これから挙げる3つの注意点に着目する必要があります。

注意点1:それって本当に自己啓発?

まず1つ目の注意点は、これまでにも述べたようにそれって本当に自己啓発ですか?ということです。

なぜなら自己啓発であるなら心構えを形成するものですから、メンタルは自然と養われるものだからです。

例えば、世の中には自己啓発というガワを被っただけのカルトや詐欺集団、マルチ商法などもたくさんいます。

上記のようなものに引っかかってしまうと「なんだか前向きになれた気がする!」「すぐにポジティブになれた!」などの気分が高揚した程度で終わり、一週間もすればすぐに元通りになります。

相手もそれではすぐに中身が無いものだとバレてしまうので、当然またあなたを高揚させようとあの手この手でセミナーに連れて行ったり、直接会ってどうにかしようとするものです。

自己啓発セミナーなどで洗脳から身を守る術については、以下の記事で詳しく解説しています。

このような自己啓発とは程遠いものを自己啓発だと勘違いしていては、永遠にメンタルが養われることはありませんので気をつけましょう。

注意点2:取り組んでいることに解釈違いはない?

2つ目の注意点は、自己啓発でメンタルを鍛えるために取り組んでいることに解釈違いはありませんか?ということです。

なぜならきちんとした自己啓発のツールや学びを得ていたとしても、そこから自分を見つめ直し、心構えを整え、形成する段階で解釈違いや勘違いを起こしてしまっては、せっかくのツールや学びも徒労に終わってしまうからです。

例えばプロゴルファーから正しいスイングを学んだとしても、解釈違いを起こしてしまっては教わった通りに球が飛ぶことはありませんよね。

注意点1のように、確かに自己啓発と称された全く違うものを手にしてしまうケースもあるのですが、注意点2のように教えや導きというものの解釈を受け手が間違えてしまっているケースもあるのです。

このようなすれ違いが起きないようにするためにも、自己啓発を行う際にはいつでもコンタクトが取れる環境を用意してくれているものを選択するよう注意しましょう。

注意点3:サポートしてくれている人はいる?

3つ目の注意点は、サポートしてくれている人がいるかどうかです。

なぜなら自己啓発というものは一朝一夕でどうにかなるものではなく時間が掛かり、さらに言うなら人によって処方が変わるためです。

分かりやすく例えるなら体調が悪いので病院へ行く場合、人によって症状が違いますから医師の診断によって処方箋も変わるのと同じです。

一時間や一回でどうにかなるものでもなく、人によって処方箋が変わりますから独学や我流では無理があるのです。

もちろん体調不良も自分でどうにかできる人がいるように、独学や我流でどうにかなる人もいます。

ただ、そのような人は非常に稀です。

非常に稀な人を参考にしても、どうにかなるケースも稀ですからきちんとサポートしてくれる人がいるものを選ぶように注意しましょう。

正しい自己啓発を行えばメンタルは自然と養われる

熱心な女性

正しく自己啓発が行われていれば、通常であれば自然とメンタルは養われていきます。

つまり、現在自己啓発を行っているのにメンタルに問題がある場合には、行っているものや自分の解釈を一度客観的に見直してみる必要があります。

自分で判断できない場合には、それを判断できる相手に相談してみるのも良いでしょう。

正しく自己啓発を行って心構えを整え、形成していきましょう。

まとめ
  • 自己啓発でメンタルを崩すというのは論理的に考えればおかしいこと
  • 自己啓発でメンタルを養われない場合には、取り組んでいるものを客観的に見直そう
  • 常に相談できるサポートチームを身近に置くのが一番の解決策