自己啓発が意味ないと言われる所以について専門家が解説します
「自己啓発は意味がない」と言う意見を目にすると、自己啓発に興味を持った方は心配になるかもしれませんが、きちんと意味を持たせることは可能です。
言論の自由がありますので賛否両論があることは自然なことですが、自己啓発は意味がない人というのは「自己啓発する必要がない人」からしたら当然のことです。
例えば、受験勉強の際に家庭教師も塾も必要なく、参考書すら使わなくても学校の教科書だけで勉強ができて志望校に合格する人も存在することと同じです。
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- 自己啓発に興味があるけど無駄になったら嫌だ
上記のような疑問や不安をお持ちの方にお伝えできることとしては、自己啓発が本当に無意味で取り組む必要のないものであれば、書店にわざわざ自己啓発専門の棚を設けたり、たくさんの人が自己啓発に関して検索したりすることもないですよね、ということです。
何より、自己啓発の棚に置いてある書籍の著者たちのほとんどはその著書と共に消えていっていても、残りの１％の世界的に著名な方が取り扱う自己啓発というものだけは１世紀に渡り存続している、という紛れもない事実が存在しています。
これはある意味で自己啓発における状況を語る上でも真理なのです。
- 自己啓発が必要な人と不要な人の違い
- 自己啓発が意味ないと言われる所以
自己啓発の業界に２０年従事している専門家が、なぜこのようなことになるのかと、気をつけなければならない点について、一つ一つ解説していきます。
1982年生まれ。2004年（22歳）から現在に至るまで自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業・講演・研修活動を行い、現在の月間セールス日本一の記録も保有しています。
すべて正規に版権を取得しており、自社取扱いプログラムともなっている
- ナポレオン・ヒル（成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化）
- ジョセフ・マーフィー（潜在意識の法則）
- マクスウェル・マルツ（サイコ-サイバネティクス理論）
- ジグ・ジグラー（自己イメージ改造理論）
- ブライアン・トレーシー（営業の神様）
- デール・カーネギー（道は開ける・人を動かす）
- ジョー・ヴィターレ（引き寄せの法則ブームのきっかけとなった、ザ・シークレットの賢人エイブラハム）
これらすべてのプログラムを所有、実践し、プログラムユーザーへレクチャーしています。
現在のクライアントは法人のみですが、全国に在籍するインストラクターの育成と、プログラムユーザーのフォローサポートも担当しています。
～主な取扱い業務～
大手企業の新入社員研修
営業 / セールスなどの社内講演
オペレーションマニュアルの作成
自己啓発は本当に意味がない？
自己啓発は求めている人にとっては必要なものであり、意味や価値のあるものとなります。
これは世界まで視野を広げれば紛れもない事実です。
例えばアメリカなどでは自己啓発をすることはごく自然なことですので、大統領やトップアーティストなども自ら世界的に著名な自己啓発セミナーへ参加していることを公表しているほどです。
日本という国民性ではマイノリティであることを自ら公表することや、勉強することを公表することは恥ずかしいことであるという意識がありますので、隠している人が非常に多いです。
学生時代を思い出せば明確ですが、テスト前に
「今日テストだよね～。ヤバイよ点数低かったらどうしよう。勉強した？」と聞いても
「うん、私は準備万端だよ！」と答える人はそう多くなかったでしょう。ほとんどの人が
「私もヤバイよ～全然勉強していない」と言いながら、しっかりあなたよりも良い点数取っていましたよね？
実際に私達のプログラムユーザーの方で日本人ならほとんどの方が知っているであろう著名な方からも「名前は表に出さないで欲しい」というご意見を頂くことがあります。
これらの真実を知らない人からしたら、多くの人が「意味ない」と言っていたらそれが事実であるように聞こえてしまうのです。
自己啓発が無駄に終わってしまう人の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
この際のポイントは「自己啓発は意味ない」と言っている人が「成果に繋がっているのかどうか」です。
「成果には繋がった、しかしその過程において自己啓発は意味なかった」という人の意見であれば真摯に受け止めるべきでしょう。
先程のテストの例で例えるなら、自分が目標としている点数を取っていない人が「勉強なんて意味ない。だから勉強はしていない」という意見を言っていたところで、受け入れませんし、ましてや自分も勉強はしない、なんてことはしませんよね。
また例を変えるならあなたが起業を考えている際に、起業に失敗した人の意見を聞いて起業を辞めますか？
辞めませんよね。
なぜその人が失敗したのかを研究するために、そして自分が同じ轍を踏まないために話を聞くことはあっても、同意はしないでしょう。
つまり、マジョリティである批判意見のほとんどは「同意するべきでない」ものなのです。
ただし、自己啓発に携わっている私達自身は、世間の考え方をいうものを真摯に受け止める必要があります。
ところが意見を参考にしたい側の人の目線で考えるのであれば、世の中に成果を得た人や成功を収めた人が大多数を占める世界であれば、それはもはや「成果を得ることや成功することが普通」の世界なのですから、成功ではない「普通」なのです。
その他大勢から抜け出して突き抜けるからこそ、異質であり羨望の眼差しで見られているということを忘れてはいけません。
自己啓発しても意味がなかった人の特徴
自己啓発を行っても意味がなかった人の特徴は大きく分けて以下の３つに分類されます。
１，自己啓発をする必要がなかった人
自己啓発を行っても意味がなかった人の１つ目の特徴は、既に自己の形成や土台となる心構えの構築が済んでおり、自己啓発をする必要がなかった人です。
これらの人はわざわざ自己啓発を取り入れなくても、もう済んでいるので行う必要がありませんから「自己啓発は意味ない」と答えるでしょう。
簡単に例えるならお腹がいっぱいで満たされている人は、わざわざ今すぐにもう一度ご飯を食べる必要がないのと同じです。
自己啓発をする必要なく既に心構えも構築できている方であれば、ビジネスであってもプライベートであっても自分の思い通りに事を進められているので、悩む必要もありませんから自己啓発に取り組む必要もないのです。
２，自己啓発が何とかしてくれると勘違いしている人
自己啓発を行っても意味がなかった人の２つ目の特徴は、自己啓発が今の自分の状況や問題を勝手に解決してくれるという他力本願で勘違いをしている人です。
自己啓発は目的を持って行わないと意味がないことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
自己啓発は悩めるあなたの問題を、あなたが何もしなくても勝手に解決してくれるような、ドラ◯もんのような存在ではないからです。
受験勉強で例えるなら、どんなに優秀な参考書を購入したり合格率の高い塾へ通っても、自分で勉強して自分自身に落とし込み活用できるようにならないと、受験では解答用紙が正解で埋まることはありませんよね。
だからこそ、独力で行うのは大変だから塾では講師がいたり、私達が取り扱う自己啓発プログラムなどでも担当インストラクターが必ず付くようになっています。
歴史や権威、実績のある世界的に著名な自己啓発に取り組んでも得られるものがなかったのは、意味がなかったのではなく「活かせなかった」が正しい表現なのです。
３，「１」を出して「１０」を求める人
自己啓発を行っても意味がなかったという人の３つ目の特徴は、自己啓発のために「１」を出して「１０」を求める人です。
自己啓発というものは自己を形成したり心構えを構築するものですので、今後の人生を大きく変えることや大きな成果を得るために身につけようとする方も多くいらっしゃいます。
それは自然なことなので問題はないのですが、代価と報酬が全く釣り合っていない人も多くいるのです。
よくあるケースで分かりやすく例えるなら「自己啓発本を何冊か読んだが成功できなかった」という人です。
その方の成功がどのレベルを指すのかにもよりますが、数千円を支払ったが１億円を稼ぐことはできなかった、というのは一般社会で考えてもお門違いになりますよね。
意味がない自己啓発の特徴
自己啓発に取り組んでも意味がなかった人が多くいる中で、別のケースとしてそもそも意味がない自己啓発を選択してしまった、というものも存在します。
それはもはや自己啓発と銘打たれた「別の何か」でしかなく、中身がないパターンを指します。
これらは最悪の場合、カルトによる洗脳や詐欺集団の被害に遭う可能性もありますから要注意です。
自己啓発の罠や、怪しいセミナーに騙されない方法、洗脳から身を守ることについては、以下の記事で詳しく解説しています。
この記事の冒頭でも述べた通りですが、自己啓発というものは１世紀に渡り存続しており、世界的に著名なものはいくらでもあるのです。
しかし、そういったものを選ばずに「隠された」「誰も知らない」「身内だけ」のような、甘い言葉で誘惑した歴史も権威も実績もないものを選んでしまうと、全く意味がない自己啓発になってしまうのです。
そういった意味がない自己啓発の特徴としては
- 内容がロジカルではない
- セミナーではお涙頂戴系が多い
- 気合と根性の精神論
上記のようなものが挙げられます。
世界的に著名な自己啓発セミナーや、私達が取り扱っている１世紀にわたり存続している自己啓発プログラムなどは、どうしても値段が一般的に見たら高価になりますが、きちんとそれだけの内容はあるものなのです。
そうでなければ、後世に伝わり残ることはありませんよね。
世間一般で例えるなら、他に比べると高くても美味しい飲食店なら、お客さんも来てくれて潰れることはないのと同じです。
しかし、そのようなお店であっても、評価を見れば賛否は好き嫌いで分かれますよね。
残る、ということはそれだけでも価値を証明しているのです。
ですから、歴史も権威も実績もないようなものや、世界的に著名でないもの、甘い言葉で誘惑しているようなものは意味がない自己啓発となるのです。
興味を持った自己啓発を無駄にしないために
自己啓発は正しいものをきちんと取り組めば、相応の成果を得ることは可能です。
そこに楽をしたり、安く済ませようとしたり、周囲の人に流されたりしてしまう要素が加わると、それに伴いリスクも増加することで、危険と隣り合わせになるのです。
分かりやすく例えるなら投資と同じです。
投資に上記のような楽をしたり、安く済ませようとする意思が加われば、リスクを伴い損失を生み出しますよね。
本来自己啓発というものは、自己投資に当たりますので運や操作できないものに左右されないのです。
なぜなら、投資対象が他でもない自分自身だからです。
自己投資については、以下の記事で詳しく解説しています。
自分自身に投資ができないということは、現在の自分にそれだけ信用も信頼もないということを意味します。
自己啓発を意味ないものにしないためにも、現在の自分に信用も信頼もないのであれば、だからこそ自己啓発しないといけないのが、本来あるべき姿なのです。
- 既に自己形成や心構えの構築ができている人であれば、自己啓発は必要ない
- 自己啓発が必要な人であれば、選択とその基準を間違えないようにしよう
- 自己投資をすることは、誰もが自分の人生を変えるために当たり前に行っていること
